ツボを使ったカイロのはり方

からだにいい話

ツボを使ったカイロのはり方

 寒いとき使い捨てカイロは便利ですね。 利用されてる人も多いと思いますがここで取り上げるのは貼るタイプ。 皆さんはどんな貼り方をされてますか?

 せっかく鍼灸院のページですからここはツボを応用した貼り方を書いてみたいと思います。
 
 普通は背中とか腰におおきいやつをバンとはることが多いと思いますが今回はまずミニカイロをご用意ください。 使うのは一つではなくて二つです。 まず一つ目は首の後ろのちょっと下、第7頚椎のところです。 首を前に倒して一番出っ張っている骨ですよ。 次に二つ目は腰のちょっと下 仙骨の上で、骨盤の後ろの真ん中の固いところです。

 なぜこんな場所かというとそこにいいツボがあるからなんです。 首の後ろのところは風邪の引き始めとかにぞくぞくっと寒気を感じるところです。 ここが冷えると免疫力が低下してほんとに風邪などの感染症になりやすくなります。 ツボで言うと風門というところで昔の人はここから風邪(ふうじゃ)が入って風邪を引くと考えていたようです。 まあ実際には経口感染で鼻や口からなのですが首の後ろをを冷やさない方がいいことは経験上わかってたんですね。

 次に仙骨のところですがツボで言うと次りょうあたりですね。 ここは骨盤内臓器や下半身、足につながるツボなので腰だけでなく下腹部の冷えや足の冷えにも効果があるんです。

 さらに二つのカイロはそれぞれ空気の出入り口でもあるので熱が出たり冷気が入ることを防いでくれますし二つのカイロの間で熱が対流しますのでその間はカイロがなくても暖かいわけです。
 こう考えるとかなりいろんな効果が期待できることがおわかりいただけると思います。 是非試してみてください。

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