足のむくみ

症状から見る治療

足のむくみ

足のむくみには大きく分けて三種類あります。

一つ目は水(体液)が下に降りて貯まっている場合。
二つ目は腎臓や心臓の機能低下によって起こる場合。
三つ目は手術の後などに起きるリンパ浮腫です。

鍼治療にはどれも効果がありますが一番効きが良いのが一つ目の水が降りているタイプの物です。

座りっぱなしや立ちっぱなしの仕事をしていると引力の法則に従って下に水がどんどんたまってきます。
普通は身体を動かすとマッスルポンプ効果によって水は流れるのですが動かないと貯まる一方になるわけです。
このタイプは筋肉を緩めて下から上へ水を押し上げてやればいいので治療は比較的簡単ですね。
足の筋肉を緩めるツボに鍼を打ってパルスをかけます。
そのまま置いておけば筋肉がどんどん緩んでくるのでその後で足のマッサージを行うと水がどんどん上に上がります。個人差はありますがその場で足が数センチ細くなります。
鍼の場合は筋肉が緩んだ上でマッサージを行いますので痛みもありませんし効果も長続きして効果は絶大です。定期的に行って普段から気をつけてもらえばむくみの予防にもなりますし足も細いままで安定してきます。

二つ目は腎臓や心臓に問題があってのむくみですがこれはすねのところを指で押さえるといつまでたっても戻らないので簡単に区別がつきます。
このタイプは一度内科で検査を受けた方が良いでしょう。
でもあまり心配はしないでくださいね。特に心臓や内臓に問題が無くても起きる場合もありますからね。
このタイプだと足の筋肉を緩めるだけでなく内臓の機能を高めて代謝を上げる必要がありますので背中の治療も必要となります。
足の治療とマッサージと背中の治療との組み合わせで総合的に改善していきます。

三つ目のむくみは手術によってリンパ節が無くなっていますので調節機能が失われて起こる物です。
治療そのものは一つ目と同じですがその後弾性ストッキングなどを使う必要があります。
治療に関しては非常に効きますが戻る場合も多いのでその後の手当が必要になると考えてください。
むくみがある状態で弾性ストッキングを使っても締め付けのせいで症状が改善しにくいのですが鍼治療の場合は足のむくみを取った後で弾性ストッキングを使うのでむくみをかなり抑えることが出来ます。

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