足底腱膜炎

症状から見る治療

足底腱膜炎(足底筋膜炎)

足底腱膜炎はたくさん歩いたり走ったりすると足底の腱が炎症を起こして痛みの出る病気です。 またそういう方が底の硬い靴やヒールを履いたりすると発症する可能性が高くなります。私も大昔のサラリーマン時代、営業職でしたのでよくなりました。ちなみのその頃はいてた靴はあの丈夫なリーガルでした。 まさに底の硬い靴でたくさん歩くという組み合わせなのでなって当然だったわけです。

 人の足は足底の部分がアーチ状になっていますね、これはそのアーチが板バネのように働いて着地の衝撃を吸収する仕組みなわけです。ところが硬い靴やヒールを履いてしまうとその機能がほとんど無効になってしまいます。 足底の腱というのは分厚くて非常に丈夫ですが強い衝撃が長い間続くと金属疲労のように腱を傷つけていきます。軽ければ休むと回復するのですが回復してないまま使い続けると最後には炎症になります。 ここまでくると立派な足底腱膜炎ということになるわけです。 実際になってみると歩く度に痛みが出るので非常につらい物です。

 さてそれではどうすればいいかということですが、まずは負担をかけないことです。歩かない走らない。 そんなこと言われてもそうはいかないという方がほとんどだと思います。 さてどうすればいいのかですが、これは炎症なので痛みが出てる部分は触ってはいけません。 痛みが出てない部分の土踏まずを軽く押さえていきます、痛い部分は避けて押さないことです。 あとは内くるぶしから指三本ぐらい上のところツボで言うと三陰交のあたりですが少し強く押さえると痛いところがありますがそれを中に押し込む感じで押さえてみてください。この部分の筋肉が足底を引っ張り上げてアーチを作っているので足が疲れてるときは硬くなっています。その後はその上膝に向かって押さえてみてください。 お風呂上がり寝る前にやっていただくと一番良いですね。
 
 次に大事なのが予防ですね。治っても足に負担がかかり続けていれば再発することになりますから予防は大事です。先ほども書きましたが硬い靴・ヒールは履かないことです。一番良いのはスニーカーですが仕事上難しい方はウォーキングシューズを使いましょう。見た目は普通の靴ですが履いてみるとスニーカーのように柔らかい靴です。 私が履いていたリーガルも今は販売してますね。女性の方はファッション性に問題ありでしょうが勝負の時以外は柔らかい物に履き替えていただくと良いかもしれません。 あと中敷きを使う手もあります。いまはソルボセインなど非常に良い衝撃吸収材もでています。また家の中のフローリングに対応したスリッパタイプの物もありますね。 更にこだわる人は整形外科で足の形に合わせて作ってももらうことも出来ます。これは保険がききますので申請するとあとで保険負担部分が返ってきます。興味のある方はお近くの整形外科で相談してみてください。

足底腱膜炎の鍼治療

鍼治療は非常によく効きます。炎症を抑えて周りの筋肉の緊張をとってあげると痛みはその場でかなり軽くなります。局部の治療ですのでコースはレギュラーコースで大丈夫です。炎症なので完治には時間が少しかかりますが数回の治療で早くきれいに治ります。是非試してみてください。 

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